ドリーム・チャイルド

ドリーム・チャイルド 

DREAMCHILD

夢の少女アリス─“不思議の国“は想い出の彼方に・・・

1986年11月22日-1987年1月23日

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作品概要

金色の午後─
私たちはそろって、ゆったりと川をのぼっていった・・・

─ときめきの映像で描く<ルイス・キャロル>の世界。

●永遠の名作誕生の陰に、こんなにも美しい愛のドラマがあった・・・。
1862年7月、“金色の午後”。テムズ川をゆったりと漂う一艘のボート。その上で3人の少女がひとりの男のお話に、一心に聞き入っていた。
彼の名はチャールズ・ドジソン。またの名をルイス・キャロル。そう、世界の人々に永遠の夢を与えてきた、あの名作「不思議の国のアリス」の原作者。そして3人の少女たちは、彼が勤務する大学の学寮長の愛娘たち。ひときわ愛らしく、利発な少女の名はアリス。その時、10歳・・・。
“ウサギを追ったアリスが、穴の中に落ちて─”。少女たちにせがまれて、不思議な話を面白おかしく語ってくれたドジソン先生。その話は、やがて美しい挿絵入りの本になり、アリスに贈られた。と同時に、まじめな数学者チャールズ・ドジソンは、ルイス・キャロルというペンネームを、文学史上に永遠に刻みつけることになった。
名作誕生の陰に咲いた感動のドラマ。『ドリーム・チャイルド』は、夢と現実、そして幻想を華麗に織りまぜた、独創的な愛のファンタジー。

●いま、ファンタスティックに甦る─もう一つの「不思議の国のアリス」
ドラマは、80歳になったアリス・ハーグリーブス夫人の回想から始まる。名作誕生のきっかけとなった、ドジソン先生(ルイス・キャロル)の自分に対する純粋な愛。彼女はそのことをずっと忘れようとしていた。しかし、キャロル誕生百年祭の式典に、はるばる海を越えて米コロンビア大学に招かれた時、しみじみと懐かしい日々を思うのだった。あれはドジソン先生からの、何よりも素晴らしい“愛の贈りもの”であったと・・・。

●『ラビリンス/魔王の迷宮』のジム・ヘンソンが創造するワンダーランド!
ディズニーのアニメをはじめ、これまで幾たびも映画化された「不思議の国のアリス」。子供の頃、誰もが一度は目にした名作の世界。それに新たな視点で映像チャレンジしたのは、『ダーク・クルスタル』『ラビリンス/魔王の迷宮』で、世界的に有名なクリチャー・デザイナー、ジム・ヘンソン。ファンタスティックなジョン・テニエルの原画をもとに、気狂い帽子屋、亀もどき、三月うさぎ、グリフォン、いも虫など、あの“不思議な国の住人たち”に、見事に命を吹き込み、生き生きとしたクリチャーとしてスクリーンに登場させている。

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スタッフ・キャスト

監督:ギャビン・ミラー
製作:リック・マッカラム/ケニス・トラッド
脚本:デニス・ポッター
クリーチャー・デザイン:ジム・ヘンソン
撮影:ビリー・ウィリアムス
音楽:スタンリー・マイヤーズ

キャスト:コーラル・ブラウン/イアン・ホルム/ピーター・ギャラガー/ジェーン・アッシャー/ニコラ・カウパー/アメリア・シャンクリー

1985年/イギリス/95分/カラー
原語:英語

配給:東北新社/松竹富士

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