男と女II

男と女II 

A MAN AND A WOMAN:20 Years Later

生きている限り男と女・・・

1987年2月21日-1987年3月20日

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作品概要

映像の魔術師ルルーシュが今
再び、華麗・な愛の世界に挑戦!

1966年にクロード・ルルーシュ監督の「男と女」が公開された時、その斬新なカメラワークと流麗なテーマ曲に彩られた愛の物語は世界中にセンセーションを巻き起こした。アカデミー賞外国語映画賞、カンヌ映画祭グランプリなど数多くの賞を獲得し、当時を代表する大ヒット作となった。
そして今―、再びルルーシュ監督は当時そのままの出演者、スタッフを招集した。
主演にジャン=ルイ・トランティニャンとアヌーク・エーメのコンビを復活させたことは人間の恋愛という課題に無限の広がりを意識したからである。恋愛は若者だけの特権ではない。生きている限り、永遠に興味のつきぬ体験なのである。そして20年の歳月がたった二人の物語は、決して過去のくり返しではない。人間とは常に移り変わるものであることをこの作品が証明する。
この映画のもう一つの魅力は、音楽である。ルルーシュ作品のすべての音楽を手がけている名匠フランシス・レイが永遠の名曲「男と女」のテーマを現代的に、かつ、軽快なリズムにアレンジしている。
クロード・ルルーシュとフランシス・レイ、アヌーク・エーメとジャン=ルイ・トランティニャン、この20年来のコンビによって、男と女の物語が新しく生まれ変わったのである。

ものがたり
20年前、スクリプト・ガールだったアンは今では映画プロデューサーとして活躍中であり、独身である。ジャン・ルイも同じく独身であるが、若いフィアンセに夢中である。だが、カー・レーシングへの情熱は現在でも失っていない。今はレーシング・チームの監督としてパリ・ダカール・ラリー参加の準備のために忙しい日々をおくっている。
一方、新作の評判が芳しくなく思い悩んでいたアンは、ある日ジャン・ルイの名を耳にする。脳裡に20年前の思い出が走馬燈のようによみがえり、ジャン・ルイへの思い出が熱く募るのであった。彼女は二人の愛の日々を映画化しようと決意する。そして二人にとって思い出のカフェでジャン・ルイと20年ぶりの再会をする。
ジャン・ルイが現れた時、アンは思わず少女のような恥じらいをみせた。見つめ合う二人の顔、ぎこちない会話の中で、別れたのがつい昨日の事のように二人は感じた。そしてアンは二人の思い出の日々を映画化したいと切り出す。
撮影が開始された。ドービルの思い出の海辺、そして二人を気まずい思いにさせたあのホテル・・・。だが、懐かしさが二人の思いをより一層深め、愛は二人の永遠の証であるかのように激しく燃えあがらせた。

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スタッフ・キャスト

製作+監督+脚本+撮影+編集:クロード・ルルーシュ
音楽:フランシス・レイ

キャスト:アヌーク・エーメ/ジャン=ルイ・トランティニャン/リチャード・ベリー/エブリーヌ・ブイックス/ロベール・オッセン/フィリップ・ルロワ=ボーリュー/シャルル・ジェラール/マリー=ソフィー・ポシャ

1986年/フランス/カラー/112分
原語:フランス語


配給:ワーナー・ブラザース

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