モナリザ

モナリザ 

MONA LISA

女の微笑みを信じた男がいた。

1987年3月21日-1987年5月1日

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作品概要

キングス・クロスをジャガーで走る高級娼婦とその運転手。
謎めいた唇の陰にどんな真実が・・・
愛に満ちあふれたラブ・サスペンス。

レオナルド・ダ・ヴィンチの描いた女性とはうらはらに、
ロンドンの高級娼婦のシモーヌは笑いとは縁が薄い。
いや、でも彼女の運転手となる、ちっぽけなならず者のジョージがいたんだった。
ふたりの間にほのかな愛が芽生える。
そして、彼の眼に映る彼女の微笑みは、
<モナリザ>のそれと同じ位に美しいのだ。

不思議な微笑み―きみは<モナリザ>
本作はアイルランド出身の新鋭ニール・ジョーダン監督の「狼の血族」に続く第3作目である。
ナット・キング・コールが歌ったスタンダード・ナンバー「モナリザ」から想を得て、ジョーダンは“男と女、セックスとロマンス、見当違いの情熱と歪んだ感情”を探ることに目をつけた。これは、愛に満ちあふれたサスペンス・スリラー映画である。

ジョージはうす汚いチンピラ、人生の落伍者だ。そんな男が若い美しい高級娼婦に恋をする。暗黒の世界で咲いた純情な男の想い。ジョージは彼女を守るため、身を挺して腐敗しきった危険な世界へ飛び込んでいく。「タクシー・ドライバー」のトラヴィスのようにカッコ悪く、そして一途に・・・。

ニュー・ブリティッシュ・フィルムの旗手<ハンドメイド・フィルムス>
イギリス映画の再興が注目される昨今、多数の才能を育ててきているのが<ハンドメイド・フィルムス>というプロダクションだ。3人の重役のうちひとりはかのビートルズのジョージ・ハリスン。「上海サプライズ」に続いて「モナリザ」の製作総指揮にあたった。スタッフも若手の一流を揃えた。ロンドンの街を、シュールレアルスティックに画面に切り取ったのは、「未来世紀ブラジル」できらめくような未来世界を表現したロジャー・ブラッド。主題歌を唄うのは、フィル・コリンズ率いるジュネシスである。

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スタッフ・キャスト

監督+脚本:ニール・ジョーダン
脚本:デヴィッド・レランド
撮影:ロジャー・プラット
美術:ジェンマ・ジャクソン
音楽:マイケル・カメン
製作:スティーヴン・ウーリー/パトリック・カサヴェッティ
製作総指揮・ジョージ・ハリスン/デニス・オブライエン
唄:「IN TOO DEEP」ジェネシス/「MONA LISA」ナット・キング・コール

キャスト:ボブ・ホスキンス/キャシー・タイソン/マイケル・ケイン/クラーク・ピータース/ロビー・コルトレーン/ゾエ・ナサンソン/ケイト・ハーディ

1986年/イギリス/カラー/ヴィスタ/104分
原語:英語

提供:スウィッチ・コーポレイション/ヘラルド・エース
配給:ヘラルド・エース/日本ヘラルド映画

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