カウガール・ブルース

カウガール・ブルース 

COWGIRL BLUES

自由がほしけりゃ、この指とまれ。

1994年10月29日-1994年12月16日

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作品概要

ドラック、ホモ・セクシャル、レズビアン・・・
カウンター・カルチャーを追い続けるガス・ヴァン・サント監督、待望の新作!
『ドラッグストア・カウボーイ』(89)でドラックに溺れる若者たちの生きざまを通し、生きることの意味を、『マイ・プライベート・アイダホ』(91)で孤独な少年たちの“家族への回帰”を描き、常に現代アメリカの抱える問題をテーマにしてきたガス・ヴァン・サント。彼の3年ぶりの新作『カウガール・ブルース』がいよいよ公開される! 今回は男性社会に捕らわれない、自由な社会と性の解放を求める新世代の女性シシー・ハンクショーが奇想天外でサイケデリックな旅をするロードムービーである。
まだ抑圧的な1950年代アメリカに、人一倍大きな親指を持って生まれたシシーは、成長し、史上最強のヒッチハイカーとなり、自由を求めてアメリカ全土を縦横無尽に動き続ける。やがてシシーは自然と共存しているカウガールたちやチンクと呼ばれる洞窟暮らしの賢人と出会うことで、精神の自由と真実の愛に目覚めていく・・・。
『カウガール・ブルース』は、1976年にアメリカで出版されたトム・ロビンズの同名小説を原作としている。アメリカ70年代文学の旗手と称されるロビンズの作品の中でも、既存の価値観を打ち壊し人々の意識改革を促したカウンター・カルチャーの代表作として多くの賞賛を浴びたカルト小説である。(原作本:集英社刊)

あまりにも個性的で豪華なキャスト陣
『ドラッグストア・カウボーイ』で、マット・ディロンとケリー・リンチを、『マイ・プライベート・アイダホ』でリヴァー・フェニックスとキアヌ。リーブスを起用し、キャスティングに冴えを見せてきたガス・ヴァン・サントが今回選んだ主役は『私が愛した男と女 ヘンリー&ジューン』『恋に落ちたら』等でエキゾチックな個性派女優としてキャリアを重ねたユマ・サーマンだ。若さと美貌と好奇心、自由や必要とするものを全て手に入れうとする意欲・・・原作のシシーが持つ資質を全て全て備えている女優だと監督は絶賛。そしてもう一人の主役とも言える、シシーが恋に落ちるカウガール、ボナンザ・ジェリービーンを故リヴァー・フェニックスの妹、レイン・フェニックスが映画デビューとは思えない演技で見せてくれる。この二人の主役に加えて、『エレファントマン』のイギリスの名優ジョン・ハートがおかまのオーナー役で登場。他にも『ベスト・キッド』のパット・モリタ、キアヌ・リーブス、ロレイン・ブラッコ、ショーン・ヤング、アンジー・ディキソン等、豪華で個性的な強者俳優陣を脇をがっちりと固めている。また、今回もビートニクスの代表的な作家、ウィリアム・バロウズが友情出演で顔を見せてくれる。
そして曲作りを担当し刺激的なサウンドトラックを手がけたのは、3回のグラミー賞歴のあるカナダ出身のシンガーソングライター、k.dラング。今回初参加ながら監督独特のファンタジックな映像世界に貢献している。(サントラ盤:ワーナーミュージック・ジャパン

カウガール・ファッション、流行の兆し
テンガロン・ハット、革のジャケットやパンツ、ウエスタン・ブーツなど、カウガール達のひと味ちがうウェスタンルックは、海外のファッション誌でも特集が組まれるほど、キュートで元気な女の子達をより魅力的に演出している。ファッション関係者ならずとも必見!


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スタッフ・キャスト

監督+脚本:ガス・ヴァン・サント
製作:ローリー・パーカー
撮影:ジョン・キャンベル/エリック・アラン・エドワーズ
音楽:k.d.ラング/ベン・ミンク
編集:カーティス・クレイトン/ミッシー・スチュワート

キャスト:ユマ・サーマン/ジョン・ハート/レイン・フェニックス/ノリユキ・パット・モリタ/キアヌ・リーブス/ロレイン・ブラッコ

1994年/カラー/96分/ドルビーステレオ/アメリカ
原語:英語
字幕:石田泰子

サントラ盤:weaジャパン
原作:トム・ロビンズ(集英社刊)

提供:TBS/にっかつビデオ/ギャガ・コミュニケーションズ
後援:TOKYO FM
協力:アスキー映画
配給:ギャガ・コミュニケーションズ

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