ミナ

ミナ 

mina TANNENBAUM

私を見つめてほしい。世界中の誰よりも。

1994年12月17日-1995年3月10日

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作品概要

待ちに待ったロマーヌの新作!
フランス中に愛された彼女の決定版。

『野性の夜に』でフランス中の若者を夢中にさせた、いま最も光っているロマーヌ・ボーランジェ待望の新作、いよいよ公開!
輝いていて、美しく、自由気ままで、傷つきやすい・・・そんな彼女のあふれるような魅力いっぱいの青春ラブストーリーが『ミナ』だ。
「これほどヒロインが私に似ていると感じたことはないわ!」と自信満々なロマーヌのこの新作は、今年(’94)の2月、フランスで公開されるや、パリの若者たちが列をなしてこの映画に駆けつけ、当然自分たちの物語として熱狂、洪水のような感動に包まれた。

同じ日に生まれたふたりの切ないほど一途な青春
そのにはたくさんの愛の物語が流れる。
同じ日に同じ病院で生まれたミナとエテル。ある日、モンマルトルのベンチで彼女たちは出逢った。パリの庶民的な9区と18区のアパートに住むふたりは、初め喧嘩腰だったが、互いに魅かれ合うようになり、下町の深夜のカフェで歌い、パーティーに連れ立って出かける。笑い傷つけあうひたりは青春真っ只中の16歳。美しくなりたいと奮闘し、初恋を経験する。まるで両極端なふたりは「すべてが欲しい!愛されたい!」と願う。やがてミナは画家を夢見て、右岸の美術学校に通い始め、エテルはジャーナリストを目指す。
愛し方も愛され方も違うふたりはいつしか20歳を過ぎ、少女から大人への階段を上がっていた。
ふたりは切ないほど一途に、あふれんばかりの夢を抱き、ぶつかり合い、恋をした。互いを照らし合い、本当の愛を知った時、青春は終わりを告げようとしていた。

炎のようなロマーヌ
エレガントはエルザ
対象的なふたりの魅力
何をしてもときめく16歳、舞い上がる気持ちやほろ苦い初恋の数々!
ロマーヌは移ろいやすい少女期を可愛さたっぷりに演じ、さらに後半、美しい女性に変身していく時、目も眩むばかりの輝きを放つ。
またミナの親友エテル役には新人女優エルザ・ジルベルタン。炎のようなロマーヌを圧倒するほどの対象的な美しさを見せる。エレガントで人を和ませる笑顔、線の繊細なスタイルが魅力な24歳。
二人とも、まさに「自分の生き写しだわ」とこの作品に愛情を込めており、見る者は彼女たちの作り出すほとばしる青春像に夢中にさせられる。
また、ミナとエテルの憧れの人、恋人役として、注目の美青年がちが次々に登場!ニルス・タヴェルニエ、ジャン=フィリップ・エコフェなどが豪華に結集、要チェックなこと間違いなしだ。
監督は、華々しい女流監督のデビューとなるマルティーヌ・デュゴウソン。エリック・ロシャンなどの新しい世代として有望株。女性らしい瑞々しい感性が発揮された。

舞台のモンマルトルには’70パリの魅惑的なファッションや音楽が溢れている。
ベルボトムのパンラロンやジーンズにサボ&ロンドンブーツ、頭にはチューリップ・ハットやキャスケットに丸メガネ。お気に入りのにグランジ・ファッションを着込んだふたりのワイワイガヤガヤ!左岸の近くのカフェの側のベンチで「バカな恋愛をした!」。
これら’60~’70ファッションは、ロンドンの古着屋に買い出しに行った“宝の山”から監督とロマーヌで選んだご自慢のグランジ。
さらに現代に至る後半、ロマーヌはプライベートでもお気に入りのヨージ・ヤマモトの服で決め、エルザはディオールを着こなす。
音楽も、セルジュ・ゲンズブールの歌やダリダの「18歳の彼」などが溢れ、たまらなくノスタルジック!

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スタッフ・キャスト

製作:ジョルジュ・ベユナン
監督+脚本:マルティーヌ・デュゴウソン
撮影:ドミニク・シャピュイ
美術:フィリップ・シフル
音楽:ピーター・シャーズ

キャスト:ロマーヌ・ボーランジェ/エルザ・ジルベルスタン/ニルス・タヴァルニエ/ジャン=フィリップ・エコフェ

1993年/フランス/120分/カラー
字幕:松浦美奈

ノベライズ:高見恭子

協力:AOMフランス航空
配給:ヘラルド・エース/日本ヘラルド映画

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