ツイン・タウン

ツイン・タウン 

TWIN TOWN

ようこそ、アグリー・ラブリー・タウンへ

1998年5月30日-1998年7月24日

★第47回ベルリン国際映画祭正式出品

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作品概要

ウェールズ名物 悪ガキツインズと悪オトナ、ちょっと過激な復讐合戦!


醜くとも愛しい町。この町は、何かが変だ!

●英国発、痛快無比のスモール・タウン・ムーヴィー
ますます元気なイギリスからまた一人、とびっきりの才能ケヴィン・アレンが登場! 彼の初監督作『ツイン・タウン』は、英国特有のブラック・ユーモアで、田舎町に潜む滑稽さと醜さを剥き出しにする話題作。ファンタジックなのにリアル、残酷なのにおかしい、その過激な描写は爽快感すら覚えさせる。『トレインスポッティング』の監督ダニー・ボイルと製作者アンドリュー・マクドナルドが「脚本の生意気さが気に入った」と支援を即決し、製作指揮をとったことでも話題になった。ベルリン国際映画祭に正式出品され、巧みな脚本、登場人物たちの強烈なキャラクター、絶妙なストーリーテリングで世界の映画人たちを騒然とさせた。

●目には目を、歯には歯を、犬には・・・!?
ウェールズの田舎町スウォンジー。詩人ディラン・トーマスが“アグリー・ラブリー・タウン(醜くとも愛しい町)”と詠んだ町。ジェレミーとジュリアンは3歳違いの兄弟なのに“双子=ツインズ”と呼ばれる町の厄介者。ある日、彼らの父が、町の実力者ブリンから請け負った仕事中にけがをしてしまった。さっそくツインズは慰謝料をせびりに行くが、性悪なブリンにチップ程度の金を投げつけられ、追い返されてしまう。ツインズは仕返しに、町のカラオケ大会に出場したブリンの最愛の娘の頭目掛けて立ちションをお見舞いした。汚職刑事のテリーとグレヨも巻き込んで、いよいよ町を揺るがす仕返し合戦の火ぶたが切って落とされた!

●強烈だけど愛はある
ハイになってワルさばかりしているツインズ、ドラッグ売買でひと儲けをたくらむ汚職刑事、彼らを裏で操る一方で娘を溺愛する町の実力者、次から次へと登場するヘンな人たち。本能的な欲望ばかり強くて、常識や倫理観などあったもんじゃない。そんな強烈なキャラクターの中でもひときわ常軌を逸しているかに見えるツインズは、実は家族思い。家族のためなら何でもしでかしてしまう強い愛がふたりを復讐へと駆り立てていく。

●イギリスを代表する実力派が集結
ケヴィン・アレンはBBCのドキュメンタリーでイギリス・アカデミー賞にノミネートされたこともあるTV界出身の新星。共同脚本には幼なじみのポール・ダードン、撮影には仏文化省より“芸術・文学勲章”を受けたジョン・マーチソン、衣装は『トレインスポッティング』のレイチェル・フレミングが担当している。主演のツインズには実際に兄弟であるリス・エヴァンスとリル・エヴァンズ。汚職刑事コンビにはダグレイ・スコットとドリエン・トーマス、実力者ブリンにはウィリアム・トーマスら演劇やTVで活躍中の俳優が集まった。サウンドトラックには、ペトゥラ・クラーク、マンゴ・ジェリーら60年代のアーティストからスーパー・ファーリー・アニマルズ、カタトニアらウェールズ出身のバンド、そしてステレオラブ、DJシャドウらテクノ系までイギリスを代表するアーティストのヒット曲をちりばめている。

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スタッフ・キャスト

監督:ケヴィン・アレン
脚本:ケヴィン・アレン/ポール・ダードン
製作総指揮:アンドリュー・マクドナルド/ダニー・ボイル
製作:ピーター・マカリーズ
音楽:マーク・トーマス
撮影:ジョン・マチーソン
プロダクション・デザイン:パット・キャンベル
編集:オラル・ノリー・オティ
衣装:レイチェル・フレミング
音楽監修:スティーヴ・リンゼイ

出演:リス・エヴェンス/リル・エヴァンズ/ダグレイ・スコット/ドリエン・トーマス/ヒュー・ケレディグ/ディ・ボッチャー

1997年/イギリス/カラー/99分/ヴィスタ/ドルビーSRD
原語:英語
字幕:石田泰子

サウンド・トラック:ポリドール

提供:アスミック・エース
配給:アスミック

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