イヤー・オブ・ザ・ホース

イヤー・オブ・ザ・ホース 

YEAR OF THE HORSE

魂をも揺さぶるロードムーヴィー

1998年9月19日-1998年10月23日

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作品概要

「心のスイッチをオフにして、ただ音楽についていったら─
どこまでも行けるのさ!」


魂をも揺さぶる映像と音の競演
数々の名作を撮り続け、熱狂的な支持を得ているジム・ジャームッシュ。30年以上ずっと現役として活躍し、絶えず様々な方向性にチャレンジし続けているアメリカン・ロックの大御所ニール・ヤング。昔からヤングの大ファンであったジム・ジャームッシュは『デッド・マン』で彼に音楽を依頼、二人はかつてない詩的な映像世界をつくりあげた。そして本作では、魂をも揺さぶる映像と音の“究極の競演”を遂に実現させた。不屈の精神を持つミュージシャンの怒濤の演奏と、叙情溢れる映像が絡み合うことによって、心から湧き出る心地よさが生み出され、優しさに包まれたような忘れ得ぬ感動を与えてくれる。

時空を超えたロードムーヴィー
本作は、ニール・ヤングおよび、彼と熱い絆で結ばれた“暴れ馬”クレイジー・ホースの30年間にも渡る軌跡を綴った感動と興奮の旅路の記録である。どこまでも雲が続く雄大な空、ツアー・バスから捉えた荒野の風景、ヤングの父親へのインタビュー、初代メンバーの死についての証言。数々のショットが積みかさねられていくが、8ミリ・フィルムを多用した粒子の荒い画面には新鮮さと生命力が満ち溢れ、その自由で開放的な映像は詩情的なジャームッシュの世界を存分に堪能させてくれる。

ロックを体現しつづけるアーティスト、ニール・ヤング
70年代を生き抜き、現在もロックを体現するアーティスト、ニール・ヤング。音楽的才能はもちろんのこと、ビジネスやトレンドに左右されず、チャリティ活動を精力的に行うなど、その我が道を行くスタンスは多くのファンを魅了し続けている。若手アーティストたちにも多大な影響を与え、自殺したニルヴァーナのカート・コバーンの遺書にも彼の曲の歌詞が引用されていたほど。ジャームッシュの敬愛に満ちた視線が、ヤングの人間味溢れる魅力を最大限に引き出し、初めて彼の曲を聴いた人ですら、観終わったあと思わず曲をくちずさみたくなるだろう。

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スタッフ・キャスト

監督+撮影+出演:ジム・ジャームッシュ
製作+撮影:L.A.ジョンソン
製作総指揮:バーナード・シェイキー/エリオット・ラビノウィッツ
編集:ジェイ・ラビノウィツ
音楽:ニール・ヤング&クレイジー・ホース

キャスト:ニール・ヤング&クレイジー・ホース


1997年/アメリカ/オクトーバー・フィルムス提供/シェイキー・ピクチャーズ作品/カラー(一部モノクロ)/ビスタ
/ドルビー・デジタル/107分
字幕:石田泰子

提供:アスミック・エース エンタテインメント
配給:アスミック

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