エンロン 巨大企業はいかにして崩壊したのか?

エンロン 巨大企業はいかにして崩壊したのか? 

ENRON THE SMARTEST GUYS IN THE ROOM

今世紀最大の企業スキャンダルを暴く
衝撃のドキュメンタリー!!

2006年11月18日-2007年1月19日ライズエックス

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作品概要

売上高13兆円、全米第7位の巨大企業が、
なぜ46日間で崩壊したのか!?


負債総額2兆円、失業者2万人。世界を震撼させた事件の全貌を暴く!

1985年の設立以来、エネルギー業界の規制緩和の波に乗り、急成長を遂げた巨大企業「エンロン」。しかし2001年、エンロンと子会社との癒着問題を報じたウォールストリート・ジャーナル紙の記事がきっかけとなり、株価が大暴落。その後、粉飾会計、不正経理、不正取引などが次々と明るみに出、その報道からわずか46日後には破綻に追い込まれた。負債総額2兆円、失業者は2万人にも登るといわれ、今世紀最大の企業破綻と騒がれた。エンロンに投資した投資家や従業員は巨額の資産を失った一方で、ケン・レイ、ジェフ・スキリングら最高経営責任者は大量の株を売り抜け、インサイダー取引により、証券取引委員会の訴追を受けた。結局、レイとスキリングには2005年に有罪判決が言い渡され、両者共にこの秋に言い渡される予定の量刑では終身刑は免れないといわれていた。しかし今年7月、ケン・レイが心臓発作で死亡。これにより、エンロン事件の波紋はさらに広がり続けている。

誰もが信じて疑わなかった「エンロン」神話。

本作はベストセラー本「The Smartest Guys in the Room」を基に、エンロンの元社員の証言、内部資料として残された衝撃的なビデオ映像や音声テープによって、想像をはるかに超えた企業ヒエラルキーの乱用と、モラルのかけらもない企業精神の発露を暴く。その内情は恐るべきものであり、いち企業が政界や経済界を巻き込みながら急成長し、崩壊するまでの経緯と、強欲に充ちた人間ドラマを炙り出す。本年度アカデミー賞ドキュメンタリー部門にもノミネートされた本作は、ライブドア問題をはじめとする企業スキャンダルによる激震が走ったばかりの日本にとっても、対岸の火事では済まされない多くの共通した問題点を見いだすことのできる必見の作品である。

「エンロン」とは・・・
1985年、天然ガスのパイプライン会社として設立される。アメリカテキサス州、ヒューストンに本社を置いていた世界最大のエネルギー卸売り会社。天然ガスのパイプライン業を主としていたが、規制緩和によって、業務拡大が急ピッチで進み、わずか15年間で売上高全米第7位の巨大多国籍企業となった。最盛期にはガス・電力の卸売り業では、アメリカ市場の約4分の1のシェアを占め、41カ国への海外進出も果たした。 しかし2001年12月、会社更生手続きに入った。

「エンロン」主要幹部(最高に頭がキレる男たち)
ケン・レイ:エンロンの創始者であり、元会長及び最高経営責任者(CEO)
ジェフ・スキリング:エンロン元最高経営責任者(CEO)
アンディ・ファストウ:エンロン元最高財務責任者(CFO)

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スタッフ・キャスト

監督:アレックス・ギブニー

出演:ピーター・コヨーテ(ナレーション)/元エンロン社員:ケン・レイ(元CEO)/ジェフ・スキリング(元CEO)/アンディ・ファストウ(元CFO)他

2005年/アメリカ/カラー/ビスタサイズ/ドルビーSR・SRD/110分
字幕翻訳:清水昭男+松浦ミナ

宣伝:ファントム・フィルム
配給:ファントム・フィルム

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