善き人のためのソナタ

善き人のためのソナタ 

Das Leben der Anderen

この曲を本気で聴いたものは、悪人になれない

2007年2月10日-2007年4月20日

★ロッテルダム国際映画祭観客賞受賞
★アカデミー賞外国語映画賞受賞
★ゴールデングローブ賞外国語映画賞ノミネート
★ヨーロピアン・フィルム・アワード主要3部門制覇
★LA映画批評家協会賞外国語映画賞受賞
★アカデミー外国語映画賞ドイツ代表
★インディペンデントスピリット・アワード:外国語映画賞ノミネート
★サテライト・アワード:外国語映画賞ノミネート
★バヴァリアン映画祭:主演男優賞/新人監督賞/脚本賞/新人プロデューサー賞
★ローラ賞(ドイツ映画賞):作品賞/監督賞/脚本賞/撮影賞/美術賞/主演男優賞/助演男優賞
★ミュンヘン映画祭:ベルンハルト・ヴィッキ映画賞
★ロカルノ国際映画祭:観客賞
★コペンハーゲン国際映画祭:観客賞/主演男優賞
★ロンドン国際映画祭:サタジット・レイ新人賞
★バンクーバー国際映画祭:外国映画部門観客賞
★ワルシャワ国際映画祭:観客賞
★モントリオール世界映画祭:観客賞ザグレブ国際映画祭:観客賞
★ケープタウン世界映画祭:観客賞
★オーセール国際音楽・映画フェスティバル:グランプリ/観客賞/音楽賞 
★セビリア ヨーロッパ映画祭:銀賞

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作品概要

1984年、東西冷戦下の東ベルリン。
壁の向こうで、何が起こっていたのか?
ようやく明かされた“監視国家”の驚くべき真実―。

壁崩壊直前の東ベルリン。
盗聴器から聴こえてきたのは、自由な思想、交わされる愛、
そして美しいソナタ・・・。それを聴いたとき彼は、生きる歓びにうち震えたー。

この曲を本気で聴いた者は、悪人になれないー。
国家保安省(シュタージ)局員のヴィースラーは、劇作家のドライマンと舞台女優である恋人のクリスタが反体制的であるという証拠をつかむよう命じられる。成功すれば出世が待っていた。しかし予期していなかったのは、彼らの世界に近づくことで監視する側である自分自身が変えられてしまうということだった。国家を信じ忠実に仕えてきたヴィースラーだったが、盗聴器を通して知る、自由、愛、音楽、文学に影響を受け、いつの間にか今まで知ることのなかった新しい人生に目覚めていく。ふたりの男女を通じて、あの壁の向こう側へと世界が開かれていくのだった・・・。

ベルリンの壁の向こうで人々に何が起こっていたのか?
1989年のベルリンの壁崩壊は、冷戦時代の終焉を告げる最も重要な出来事として人々の記憶に残っている。しかし、強固な共産主義体制を確立していた旧東ドイツ(旧ドイツ民主共和国)でその支配の中枢を担っていたシュタージについては、東西ドイツ統一後も、長い間映画のテーマとして描かれることはほとんどタブー視されていた。そして17年を経た今、ようやく人々は重い口を開き、当時の状況を語り始めたのだ。
初監督作にして世界で大絶賛を浴びるのは、弱冠33歳のフロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク。歴史学者や目撃者への取材、記録文書のリサーチに4年を費やし、人類史上最大の秘密組織“シュタージ”の内幕を驚くべき正確さで描いた本作は“近年のドイツでもっとも重要な映画”と称賛された。出演は、自身も監視された過去を持つ東ドイツ出身の名優ウルリッヒ・ミューエ。変わりゆくヴィースラーの哀しみと歓びを静かに物語る。また、『愛人/ラマン』や『イングリッシュ・ペイシェント』の音楽を手掛けたオスカー受賞者のガブリエル・ヤレドが台本から参加し美しいソナタを提供している。

“ドイツ映画史上、最も素晴しい作品である”
―ヴェルナー・ヘルツォーク(映画監督)

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スタッフ・キャスト

監督+脚本:フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク
撮影:ハーゲン・ボクダンスキ
編集:パトリシア・ロンメル
音楽:ガブリエル・ヤレド/ステファン・ムッシャ

出演:ウルリッヒ・ミューエ/マルティナ・ゲデック/セバスチャン・コッホ/ウルリッヒ・トゥクール

2006年/ドイツ映画/138分/シネマスコープ/ドルビーSRD

後援:ドイツ連邦共和国大使館
提供:ニューセレクト+博報堂DYメディアパートナーズ
宣伝:アルバトロス・フィルム
配給:アルバトロス・フィルム

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