アーティスト

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The ARTIST

今年“最高”の一本をあなたに!
白黒&サイレントで描きあげる、甘く切ない、感動の愛の物語─。

2012年4月7日-2012年5月25日

★第84回アカデミー賞 主要3部門を含め、5部門受賞!
■作品賞
■監督賞:ミシェル・アザナヴィシウス
■主演男優賞:ジャン・デュジャルダン
■作曲賞  
■衣装デザイン賞
以下、ノミネート
■助演女優賞:ベレニス・ベジョ
■脚本賞  ■美術賞  ■撮影賞  ■編集賞  ■衣装デザイン賞

★第1回ゴールデン・カラー賞(金の首輪賞)犬のアギー受賞
★ボストン映画批評家協会賞 作品賞・音楽賞受賞

★第69回ゴールデン・グローブ賞 
作品賞(ミュージカル/コメディ部門)・主演男優賞(ミュージカル/コメディ部門)・作曲賞受賞
★第64回カンヌ国際映画祭 主演男優賞受賞
★ニューヨーク映画批評家協会賞 作品賞・監督賞受賞
★ワシントンDC映画批評家協会賞 作品賞・作曲賞受賞
★世界映画評No.1サイト「ロッテン・トマト」 鑑賞後満足度驚異の98%
★2011年カンヌ国際映画祭 パルムドッグ賞受賞 犬のアギー ※最も優れた演技を見せた犬に贈られる賞


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作品概要

映画が夢だった頃、人生はちゃんと薔薇色だった─。
とめどなく溢れ出る想いが、あなたの心をふるわせる、感動の愛の物語。

「21世紀につくられた事自体が奇跡!」とすらいわれる”現代のモノクロ・サイレント映画”が、本年度のアカデミー賞で作品賞他最多5部門を受賞!今、全世界を感動と興奮の渦に巻き込んでいる。
落ちぶれたサイレント映画スター・ジョージと人気新人女優ペピーの物語が描くのは、人生の困難、愛の力強さ、そして未来への希望―。セリフではなく表情や仕草で語られる様々な想いは、私たちの胸に真っすぐに突き刺さり、とめどなく湧き出る感動が、気がつけば涙となって溢れ出す。
そして、本作を語る上で忘れていけないのが、犬の名演とダンスシーンだ。劇中で、ジョージの愛犬役を務めているジャックラッセル・テリアの”アギー”は、犬のアカデミー賞と言われる”金の首輪賞”で最優秀俳優犬賞を受賞している。また、わずか2分程度の場面のために俳優陣が4カ月もの特訓を重ねたというタップダンスシーンも、私たちの心を軽快に弾ませ、映画というエンタテインメントの醍醐味を改めて噛みしめさせてくれる。

時代の波に流され、全てを失ったサイレント映画スター。
希望を見失い、暗闇に閉ざされた彼の心を再び照らしたのは、一人の新人女優のひたむきな愛だった―。

1927年、ハリウッド。サイレント映画界きっての大スター、ジョージ・ヴァレンティン(ジャン・デュジャルダン)は、共演した愛犬と共に新作の舞台挨拶で拍手喝采を浴びていた。熱狂する観客たち。映画館の前も大混乱となり、若い女性ファンがジョージを突き飛ばしてしまう。優しく微笑むジョージに感激した彼女は、大胆にも憧れのスターの頬にキスをする。
「この娘は誰だ?」の見出しで翌日の新聞の一面を飾ったキス写真に、ご機嫌斜めなジョージの妻。 写真の彼女の名前はペピー・ミラー(ベレニス・ベジョ)、未来のスターを目指す新人女優だ。オーディションを受けに映画会社キノグラフにやって来た彼女は、愛らしい笑顔とキュートなダンスで、ジョージ主演作のエキストラ役を獲得。撮影後、楽屋を訪ねてきたペピーにジョージは、「女優を目指すのなら目立つ特徴がないと」と、アイライナーで唇の上にほくろを描く。その日を境に、ペピーの快進撃が始まる。踊り子、メイド、名前のある役、そして遂にはヒロインに!その口元にはいつもチャーミングなほくろが光っていた。
1929年、映画界にセリフのあるトーキー映画が登場。サイレント映画こそ芸術、自分は芸術家[アーティスト]だと主張し過去の栄光に固執するジョージは、キノグラフ社の社長(ジョン・グッドマン)と決別するが、数カ月後、自ら初監督と主 演を務めたサイレント映画は大コケ。心配したペピーがジョージを訪ねるも、心を閉ざしたジョージは彼女を無下に追い返す。
それから一年、今やペピーはトーキー映画の新進スターとして大人気を誇っていた。一方、妻に追い出されたジョージは、献身的な運転手クリフトン(ジェームズ・クロムウェル)の給料すら払えなくなり、彼を解雇。オークションで自らの成功の思い出の品々を全て売り払わざるをえなくなる。執事を使ってこっそりと全てを買い取ったペ ピーは、ジョージの孤独な背中に涙をこぼすが、時代は容赦なく2人を引き裂いていく。
酒に溺れる毎日を送るジョージは、そんな自分に絶望し、遂に唯一の財産であるフィルムに火を放つ。愛犬の活躍で燃え上がる家から救出されたジョージのもとへ駆けつけたのは、変わらぬ愛を抱くペピーだった。ジョージ は絶望の淵をさまようが、ペピーには希望があった。彼女には〈銀幕のスター〉ジョージを復活させる、ある〈名案〉があったのだ──。

いま、世界に足りないのは、こんな<ロマンティック>。
最新の映像技術が追い求められる現代において、監督 ミシェル・アザナヴィシウスは、スクリーンに<映画の歓び>、すなわち<人生の歓び>を極めてシンプルに映し出した。本作では、CGや合成技術はおろか、 色やセリフまでもが姿を消してしまっている。しかし、俳優の眉の動きが伝えるニヒルさ、視線で語る恋心、そして背中で魅せる哀愁など、私たちが頭ではなく 心で感じ取ることのできる感情のエッセンスが溢れており、それが故に、本作は甘美でこの上なく美しい。古き良きハリウッドの黄金時代を舞台に、白黒&サイ レントという手法で描き上げる、極上のラブストーリー。

サイレント映画には、セリフがない。観客は生きた感情を心で感じる。そんな経験を2012年に贈りたかった。
ミシェル・アザナヴィシウス監督

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スタッフ・キャスト

監督:ミシェル・アザナヴィシウス

出演:ジャン・デュジャルダン/ベレニス・ベジョ/ジョン・グッドマン/ジェームズ・クロムウェル

2011年/フランス/白黒/スタンダード/ドルビーデジタル、ドルビーSR/101分
字幕翻訳:寺尾次郎

後援:フランス大使館
協力:ユニフランス・フィルムズ+コムストック・グループ
サウンドトラック:SONY CLASSICAL(輸入盤)
配給:ギャガ

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