私が、生きる肌

私が、生きる肌 

THE SKIN I LIVE IN

あなたは、これを愛と呼べるか―

2012年5月26日-2012年6月29日

★第65回英国アカデミー賞(BAFTA ) 外国語映画賞受賞
★第69回ゴールデングローブ賞 最優秀外国語作品賞ノミネート
★第26回ゴヤ賞(スペイン・アカデミー賞)
主演女優賞、メイク賞、作曲賞、新人男優賞受賞、最多16部門ノミネート

★第64回カンヌ国際映画祭 コンペティション部門正式出品作品

★ワシントンDC映画批評家協会賞 外国語映画賞受賞
★インディアナ映画ジャーナリスト賞 外国語映画賞受賞
★フロリダ映画批評家協会賞 外国語映画賞受賞
★フェニックス批評家協会賞 外国映画賞受賞

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作品概要

巨匠アルモドバルが辿り着いた最高傑作であり、究極の問題作。

愛に狂わされた天才医師は、
今は亡き妻そっくりの美女を創り上げる・・・。
神にも背く禁断の行為。
あなたは、これを愛と呼べるか―。


天才的な形成外科医ロベルは、画期的な人工皮膚の開発に没頭していた。彼が夢見るのは、かつて非業の死を遂げた最愛の妻を救えるはずだった“完璧な肌”を創造すること。あらゆる良心の呵責を失ったロベルは、監禁した“ある人物”を実験台にして開発中の人工皮膚を移植し、今は亡き妻そっくりの美女を創り上げていくのだった・・・。
『オール・アバウト・マイ・マザー』『トーク・トゥ・ハー』などで名高いスペインの巨匠ペドロ・アルモドバルの最新作『私が、生きる肌』は、かつて誰も観たことのない驚愕の問題作。愛に狂わされ、神をも恐れぬ禁断の実験に没頭する男と、このうえなく数奇な運命をたどるヒロインの姿を、めくるめく官能と戦慄に彩られた映像美の中に紡ぎ出す。これは崇高なる愛の奇跡か、狂気に駆られた悪魔の所業か。すべての答えは、この問題作のあまりにも数奇な全貌を見届けた観客に委ねられている。

ペドロ・アルモドバル×アントニオ・バンデラス
22年ぶりに黄金コンビが復活!めくるめく感情と色彩美で紡がれる魅惑の映像世界


主演はスペインを代表する国際的スター、アントニオ・バンデラス。セクシーで情熱的な大物俳優が、愛に狂わされた異色のキャラクターを体現。ポーカーフェイスの裏に渦巻く激情を鬼気迫る存在感で伝え、観る者を圧倒し続ける。アルモドバルが新たなミューズに指名したのは『この愛のために撃て』のエレナ・アナヤ。本作の最も重要なモチーフである“肌”を惜しげもなく晒し、リスクを伴う難役を堂々と演じ切った。そして、名女優マリサ・パレデスが、本作の“観察者”というべき母親マリリアに扮しているのも見逃せない。スタッフには撮影のホセ・ルイス・アルカイネ、音楽のアルベルト・イグレシアスなど、アルモドバル作品の常連が集結し、鬼才ジャン=ポール・ゴルチエが衣装に参加。
アルモドバル初期作品の倒錯的なエロス&バイオレンス、独特のユーモア、先鋭的なファッション感覚。これらのエッセンスが『オール・アバウト・マイ・マザー』以降の熟成した語り口と見事に融合し、まさしく映画作家アルモドバルの集大成が完成した。

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スタッフ・キャスト

監督:ペドロ・アルモドバル
原作:ティエリー・ジョンケ (ハヤカワ文庫)

出演:アントニオ・バンデラス/エレナ・アナヤ/マリサ・パレデス

2011年/スペイン/120分/カラー/アメリカンビスタ/ドルビーデジタル
字幕翻訳:松浦美奈
R15+

後援:スペイン大使館 
配給:ブロードメディア・スタジオ

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