アンチヴァイラル

アンチヴァイラル 

Antiviral

あなたの全てに感染したい
ウイルスをめぐる陰謀に満ちた、近未来サイバーパンク・ミステリー

2013年5月25日-2013年6月14日

★2012年カンヌ国際映画祭ある視点部門正式出品作品



↑ PAGE TOP

作品概要

『裸のランチ』『イースタン・プロミス』鬼才デイヴィッド・クローネンバーグの長男
─才能は遺伝する― ブランドン・クローネンバーグの衝撃的な監督デビュー作!

鬼才デイヴィッド・クローネンバーグの〈血〉を受け継いだ新たな才能の誕生

『ザ・フライ』『裸のランチ』『イースタン・プロミス』などで名高い鬼才デイヴィッド・クローネンバーグの長男ブランドン・クローネンバーグの長編劇映画デビュー作である『アンチヴァイラル』。長編初監督作ながら2012年カンヌ国際映画祭ある視点部門へ正式出品され絶賛を浴びた、新たなる才能による渾身の衝撃作がついにベールを脱ぐ。

〈ウイルス〉をめぐる謎と驚きに満ちた陰謀劇
グロテスクな肉体と精神の〈メタモルフォーゼ〉を描く独創的な近未来サイバーパンク・ミステリー

セレブリティとの究極の繋がりを求めて、さまざまな病気に感染したセレブリティのウイルスが売買される近未来、ウイルスや細胞を体内に注入しマニアに横流しするというショッキング内容は、シュールで無機質なアートワークと渾然一体となり独特な世界観を形成。オリジナリティに溢れながらも、随所に父クローネンバーグの初期作品を連想させるモチーフがちりばめられている。生化学や医学にまつわるテクノロジー、それらが人間にもたらす肉体と精神のメタモルフォーゼやトリップ感覚といったモチーフは、『ラビッド』『スキャナーズ』『ヴィデオドローム』といった父のグロテスクな作風に通じ、時に倒錯的なエロティシズムを滲ませるホラー&バイオレンス演出の数々にも、ブランドンの類い希な映画的感性が発揮されている。

若き美形俳優ケイレブ・ランドリー・ジョーンズの怪演、そして『時計じかけのオレンジ』のマルコム・マクダウェル
主人公シドに抜擢されたケイレブ・ランドリー・ジョーンズの鮮烈な演技も圧巻。『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』のミュータント、ショーン・キャシディ/バンシー役で脚光を浴びた彼が、退廃的な異色キャラクターを渾身の迫力で体現。また『危険なメソッド』『コズモポリス』に連続出演し、クローネンバーグ映画の新たなミューズとなった若手女優サラ・ガドンが眩いほどの美貌と物憂げさで魅惑する。加えて『時計じかけのオレンジ』で知られる伝説のカリスマ怪優マルコム・マクダウェルも見逃せない。

【STORY】
近未来、セレブリティのウイルスをマニアに注射するクリニックの注射技師シドは、希少価値の高いウイルスを外部に持ち出し、闇マーケットに横流しするという違法行為に手を染めていた。ある日、究極の美の持ち主ハンナが原因不明の重病に冒されて突然死亡。その直前、ハンナから直接採取したウイルスを自らの肉体に注射していたシドも、異様な幻覚症状に見舞われる。ハンナを死に至らしめた特殊なウイルスの唯一の宿主となったシドは、何者かに追われ始める。そしてウイルスをめぐる巨大な陰謀の真相究明に乗り出すのだが・・・。

↑ PAGE TOP

スタッフ・キャスト

監督:ブランドン・クローネンバーグ
出演:ケイレブ・ランドリー・ジョーン/サラ・ガドン/マルコム・マクダウェル

2012年/カナダ・アメリカ/108分/カラー/アメリカンビスタ/ドルビー・デジタル
字幕翻訳:寺尾次郎

提供:カルチュア・パブリッシャーズ  
配給:カルチュア・パブリッシャーズ/東京テアトル

↑ PAGE TOP