嗤う分身

嗤う分身 

THE DOUBLE

自分は、誰だ。
お前は、俺だ。

英国新世代の鬼才が、文豪ドストエフスキー原作を映画化

2014年11月8日-2014年12月12日

★第30回サンダンス映画祭正式出品作品
★第38回トロント国際映画祭正式出品作品
★第26回東京国際映画祭正式出品作品

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作品概要

あなたもきっとやみつきになるエキセントリック・ワールド
自分が自分を覗きみる、世にも奇妙な93分間

サエない僕の目の前に、イケてる“僕が現れた。
恋も、仕事も、存在さえも、“僕は僕のすべてを奪っていく―。

内気で要領が悪く、存在感の薄い男サイモン(ジェシー・アイゼンバーグ)。会社の上司にも同僚にもバカにされ、サエない毎日を送っている。コピー係のハナ(ミア・ワシコウスカ)に恋をしているが、まともに話しかけることもできない。そんなある日、期待の新人ジェームズが入社してくる。驚くべきことに彼は、サイモンと全く同じ容姿を持つ男だった。何一つサエないサイモンに対し、要領がよくモテ男のジェームズ。容姿は同じでも性格は正反対の2人。サイモンは次第にジェームズのペースに翻弄され、やがて思いもよらぬ事態へと飲み込まれていく・・・。


ジェシー・アイゼンバーグ×ミア・ワシコウスカ、ハリウッド注目度NO.1の実力派が初共演!
英国が生んだ新鋭監督リチャード・アイオアディ『サブマリン』、驚異の鬼才が遂に日本解禁―

文豪ドストエフスキー原作「分身(二重人格)」を映画化。監督は、コメディアン・俳優としても活躍し、本作で長編2作目となるリチャード・アイオアディ。デビュー作『サブマリン』(10/第24回東京国際映画祭にて上映)で構築したユニークな世界観が各国で高く評価され、映画作家としての名声を一躍確立。テリー・ギリアム、ダニー・ボイルにつづく、英国が生んだ新世代の鬼才として高い注目を集めている。主演は、『ソーシャル・ネットワーク』(10)でアカデミー賞®主演男優賞にノミネートされたジェシー・アイゼンバーグ。本作で自身初の一人二役に挑み、容姿は同じ、性格は正反対という難しい役どころを見事に演じ分けた。ヒロインには『アリス・イン・ワンダーランド』(10)の若き実力派ミア・ワシコウスカ。製作総指揮には名俳優マイケル・ケイン、共同脚本にはハーモニー・コリンの弟アヴィ・コリンなどそうそうたるキャスト&スタッフが集結。テリー・ギリアムやデヴィッド・リンチを彷彿とさせるレトロで奇妙なディストピア的世界に、劇中歌として60年代昭和歌謡(坂本九、ジャッキー吉川&ブルーコメッツ)が挿入されるなど観るものに思いがけない感覚をもたらす本作。もう一人の“自分”の出現によって全てを狂わされていく男の顛末を、ダークユーモアとロマンスをふんだんに効かせて描く奇想天外なエキセントリック・ワールドに、あなたの感性はやみつきになる。


*****
リンチやコーエンの映画が秀逸なギャグに支えられていた様に、
この映画には殺伐としたリアルを「笑い」で跳ね返す力がある。これこそ世界の新基準だ。
三木聡(映画監督)

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スタッフ・キャスト

原作:フョードル・ドストエフスキー「分身(二重人格)」
監督+共同脚本:リチャード・アイオアディ
共同脚本:アヴィ・コリン
製作総指揮:マイケル・ケイン

出演:ジェシー・アイゼンバーグ/ミア・ワシコウスカ/ウォーレス・ショーン/ヤスミン・ペイジ/ノア・テイラー

2013年/イギリス/ビスタサイズ/DCP/93分/カラー/英語
日本語字幕:種市譲二

提供:新日本映画社
配給・宣伝:エスパース・サロウ
© Channel Four Television Corporation, The British Film Institute, Alcove Double Limited 2013

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